アミノ酸というと、体の中で作れない「必須アミノ酸」に注目が集まりがちです。けれど実は、体の中で作ることができる「非必須アミノ酸」にも、大切な役割があります。
たとえば、健康の面では、非必須アミノ酸は体の修復や代謝を助け、内臓や皮膚、血管の働きを支えています。中でも「グルタミン」は免疫を守る働きが強く、体調管理に欠かせません。
また、運動をするときにも非必須アミノ酸は重要です。筋肉のエネルギー源になったり、運動で生じる酸化ストレスを和らげたりと、体を支える裏方のような存在です。運動後に筋肉がしっかり回復できるかどうかは、必須アミノ酸だけでなく非必須アミノ酸の力にもかかっています。
さらに、疲労回復に役立つのもポイント。アルギニンは血流を良くして疲労物質を流し、オルニチンは肝臓の働きをサポートして疲れを和らげるといわれています。仕事や勉強で頭も体もフル回転させた後、知らないうちに支えてくれているのが、こうした非必須アミノ酸なのです。
「非必須」と聞くと“なくても大丈夫”と思ってしまいそうですが、実際には体が元気でいるために必要不可欠な存在。ストレスや激しい運動、病気などで体が弱っているときには、体内での合成が追いつかず、不足することもあります。
――非必須アミノ酸は、必須アミノ酸と並んで私たちの体を支える「影の立役者」。肉や魚、大豆製品などをバランスよく食べることで自然と摂れますが、必要に応じてサプリメントで補うのも一つの工夫です。見えないところで働いてくれるアミノ酸の力に目を向けて、毎日の健康づくりに役立ててみてはいかがでしょうか。
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