わたしたちの体は「たんぱく質」でできている――そう聞いたことがある方は多いでしょう。そのたんぱく質を細かく分けると「アミノ酸」という小さな成分になります。中でも体で作れない9種類のアミノ酸は「必須アミノ酸」と呼ばれ、食事から取り入れなければなりません。
まず、健康のために必須アミノ酸は欠かせません。筋肉や皮膚、髪の毛はもちろん、免疫やホルモン、エネルギー代謝まで関わっており、不足すると疲れやすくなったり、体調を崩しやすくなったりします。バランスのよい食事が“からだの材料”を整える第一歩なのです。
そして、スポーツをする人にとってはさらに重要。トレーニングや運動で筋肉は一度壊れて、修復される過程で強くなっていきます。その修復に必要なのが必須アミノ酸。とくに「BCAA」と呼ばれる3種類(ロイシン、バリン、イソロイシン)は、疲労回復や持久力アップに役立つといわれています。
「食事から十分とれているかな?」と不安なときには、サプリメントを利用するのもひとつの方法です。運動後や食欲が落ちているときでも、手軽に補えるのは心強いですね。ただし、基本はあくまで日々の食事。サプリは補助的に上手に取り入れるのがコツです。
また、年齢を重ねるときにも必須アミノ酸は大切です。加齢とともに筋肉量は自然に減っていきますが、筋肉が減ると転びやすくなったり、疲れやすくなったりします。元気に過ごすためには、しっかりたんぱく質や必須アミノ酸を摂ることが、健康寿命を延ばすカギになります。
――必須アミノ酸は、子どもから大人、そしてシニア世代まで、だれにとっても必要な「体の材料」。毎日の食事を大切にしながら、必要なときにはサプリメントを取り入れて、からだを内側から元気に育てていきましょう。
必須アミノ酸をしっかり補給➡ベースメンテ